どこのエネルギーを利益にするか? | 松下誠の株式投資ブログ | ダイレクト出版提供
from 松下誠 セーフリッチ
昨日のメールで、
多くのトレーダーは、相場の値動きにフォーカスして
自分の行動を決めます。
一方で、プロのトレーダーは、値動きにフォーカスして
行動している投資家のエネルギーを捕らえる売買ルールに
フォーカスして行動しています。
というお話をしました。
はっと気づかされた人もいるかもしれませんが、
トレードで利益を上げるということは、日々の値動きを
しっかりと見つめていき、少し先の展開を予想する事では
決してない、という事だけは分かって頂ければと思います。
昨日のメールの続き、と言うわけではないのですが、
自分の売買ルール、トレードルールを作り上げていく時、
相場の展開を予想して利益を上げようとする事から脱却する
ために、最も大事な考えかたが、
"どこのエネルギーを利益にするか?"
です。
これは、いつも投資家が考えなければいけない
大事なテーマです。
野川徹さんが相場で利益を上げる戦略は4つしかない
(それ以上は知る必要がない、と言う意味)
と言う事を常々私たちに言ってくれていますが、
この4つの売買戦略は、相場の中の捉えやすい
エネルギーを捉えていくためのものです。
一定以上、同じ方向に動くエネルギーを捉える
トレードをしようと思うなら、トレンドフォローや
スイングトレード戦略でとる事ができますし、
持ち合いなど、エネルギーが溜まっているところ
のブレイクする瞬間の、その瞬間的なエネルギーを
確実に利益にしたい、と思った時、
ブレイクアウト戦略が機能します。
そうやって自分はどこのエネルギーを捉えたいか?
という事を考える事からトレードはスタートします。
「明日上がると思うから、今日買う」
この行為は相場の世界で、トレードとは言いません。
昨日、多くのトレーダーは、相場の値動きにフォーカスして
自分の行動を決めます。
一方で、プロのトレーダーは、
値動きにフォーカスして行動している投資家のエネルギーを
捕らえる売買ルールにフォーカスして行動しています。
と表現したのは、厳しい言い方ですが、、、
プロトレーダー、利益を上げているトレーダーは、
"相場の値動きから負けている人のエネルギーがどこにあるか?"
と言う事を見て、そのエネルギーを利益にするトレードを
している、と言う意味なんです。
つまり負けている人から利益を得ている、と言うことです。
今の相場を見ていても、多くのトレーダーは、
EU首脳会議がどうなるか?という事に
フォーカスして様子見をしています。
そのため値動きが小さくなって、エネルギーをためている
相場が形成されています。(小さな持ち合い相場)
EU首脳会談の発表次第で、今たまっているエネルギーは
どちらかの方向に向けて発生する可能性が高いです。
個人投資家の多くは、値動きが発生する方向に向けて、
自分の資金を投入します。
その投入された資金を捉えようとしているのが、
トレードルールにフォーカスしている
プロトレーダーや、一部の投資家なんです。
相場が動く方向に向けて資金を投入する、と言う点では、
同じですが、その先が少しだけ違うんです。
そして、その少しの違いが、、、
"利益を上げる側と、利益を提供する側"
という決定的な違いを生んでしまいます。
ポイントは、、相場の値動きにフォーカスするのか?
自分のトレードルールにフォーカスするか?
にあります。
ぜひ、違いを正確に理解して、トレードルールに
フォーカスしたトレードを実践して行きましょう。
松下誠
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