2012年3月23日金曜日

メディア・リテラシー: 備忘録


同じ出来事を現実に起こったものとして伝えても、媒体によって報道の論調や内容がまるで違ってくる。

ニュースには只一つの事実が存在するわけでない。
→媒体の持つ特性、メディア企業によるイデオロギー、地域性、読者層、商業的な判断、記者の興味、国情、さまざまな要素で形成、これらの混合物

メディアリテラシー→メディアが作る「現実」を批判的に読み取るとともに、メディアを使って表現していく能力
読み取る能力、それを主体的に発信していく能力、これによりどんな社会を築きたいのか?へ近づく。
メディアにはテレビ以外にも、映画・広告・ラジオ・写真・新聞・雑誌なども。

メディアリテラシーの目的→メディア理解以外にも、自国文化の育成・保護、宗教を背景としたモラル保持、民主守護の確立、多様化文化社会における多様性の実現

メディアが放つ情報は主観に基づいた一つのもの見方。
何かを伝えるということは、裏返せば何かを伝えないということ。
取捨選択の連続によって現実を再構成した恣意的なもの。
作られたものといっても過言でない。

世の中の複雑さをたった数分で伝えるなんて不可能だ!!といって、テレビ局を辞めて先生になったアメリカ人

テレビに映る人の意見は個人のものでしかないのに、見る側はこれは事実だと受け取ってしまっている

自分が作る側になった時どうやって作るかを考えてみろ!!

外国は色々な教育方法が取り込まれている。
日本の教育方法はちょっと古くないか?てか、時代は進んどるのに教育方法の変化ってなくない??

メディアを教えるのは国語の延長線上にある、きわめて自然なもの(小学校から)
メディアを理解せずに、現代の政治・社会・文化を真に理解するのは不可能byイギリス


エネルギースターは何ですか

リーヴィス:文化と環境
マスターマン:メディアを教える
和田:読むということ
→メディアの情報や娯楽は誰かがなんらか目的で作ったものなので、誰がどんな目的で、どんな情報源をもとにその内容を作っているか分析していけば、メディアにどんな価値が隠されてるか分る。

メディア教育の方向性が、子どもをメディアの悪影響から守るという点から、メディア理解によるそれを通しての社会理解へと変わっている。

メディアを学ぶならイギリスか、少なくても外国?
メディアの試験が入試で使われてる。学問としての位置づけ大きい。
マーケティングも同時に学べる。

消費者に何を売るかより、雑誌側がマーケティング結果を広告主に見せることがメインになってる。
広告が在位に与える影響大。

雑誌→広告にならないなら無視
書籍出版→アイデア勝負

イギリス、BFI、英国映画協会、ケリー・バザルゲッデさん
イングリッシュ&メディカルセンター

イギリスでさえ、テレビ関係者はメディア教育に批判的。日本ならなおさらか、だから進んでないのか?

メディアに対する批判番組も批判的に見る必要性。
メディア教育がメディアを使って教えるのか、メディアについて教えるのかまだこの二つが混乱している
メディア教育はカリキュラムと教員育成がかぎ

映像の背景を読み取る!!
活字から映像への転換!!

活字中心の教育制度の弊害→メディア科目の試験方法が難しくなる。

「意識のインプットとアウトプットはもはや活字のみに限られたものではない。
世の中のコミュニケーションが圧倒的にビジュアル言語を通じて行われてるのに、教育現場ではいまだに書き言葉あるいは口承による教育がメインとなっている」
「活字は多用な解釈が可能だが、「ビジュアルは個人のイマジネーションの代わりに、だっれかがそのイメージを書き出したもの」
現代の子は、写真・イラスト・図・表など活字だけでなくイメージで語るようになっている。


ペンシルベニア州は、イギリスから何年に移住しましたか?

只、教育改革起こすのは難しい
→書き言葉はエリートのコミュニケーション方法だと考えられている世からに伝統のため。
→教育は本来社会の新たな動きに対応するべきものなのに、教育は非常に政治的なもので保守勢力のため教育改革が行えない。

読書をするとき、実は活字を映像化していて、しかもそれは映画やテレビの影響を強く受けている。
つまり、映像リテラシーを強化することは活字のリテラシーを強化することにも繋がる。

世界中のことが分ってるようで、自分の目では実際ほとんど見えてない。

カナダ→イギリスと違い後ろ盾なしに、教育者達の行動することで実を結んだ。
メディアリテラシーが広まったのは、アメリカとの違い、自国のアイデンティティー保持のため。

しかし、教育現場に完全に定着したとは言いがたい。
とり込むというだけで、それをいちいち調べるわけでもない。
また、教師が自分のメディア観を主張するだけ担ってしまうこともアル
→学校側のメディア教育に対する理解&教員のメディア学履修

子ども文化は大人によって作られ、子どもはそれを消費する立場でしかない。

報道を見る場合、事実と意見を明確に区別すべき。

実際に、テレビ番組を作ってみるのが一番分りやすい。

カナダ、メディアリテラシー協会(AML)モーゼス・ズナイマー→ズナイマー哲学、シティTV、チャムテレビ
テレビの本質は寝枯れであり、番組ではない。重要なのはプロセスで、結果ではない。
インテリジェンスのアル視聴者を育てる→新しいタイプのマーケットを生み、作り手のレベルも上がる

草の根から動き→カリキュラム導入→教員育成&教材の充実→教師・親・研究者・メディア関係者との協力が成り立って、メディアリテラシーは成功する。
ただ、メディア関係者が入りすぎてそこでまたコントロールしてしまわないよう注意。


どこにアイオワ州の財産税を支払うのですか

政府は情報を読解する力をもち、現状に疑問を向ける市民に懸念を示しているため、肯定的ではない。
リベラル政権なら広がるが、保守政権になると縮まる→イギリス、カナダ共に。

学校教育でのメディアリテラシーでは、本質を考えるとやはり限界アリ。特に主体性部分
メディア学習自体の形骸化、所詮授業内、ですぎればたたかれるというブレーキのため主体性欠如、政治性
そもそも、批判性を教え込むということ自体の矛盾。

アメリカでは、学校教育とは別に、団体によるメディア民主化に向けた動きあり。

アメリカ、NPOチルドレン・エクスプレス(CE)子どもによるニュース配信。
大人中心のジャーナリズムに、子どもを。8〜18歳の子たちが取材・執筆・番組作り・編集会議を全て自分たちで活動(もちろん最後は大人の目に通される)
子どもの視点、既存の考え方を壊す考え、多くの賞を受賞と同時に、真剣に取り合ってくれないという現実も。

メディアウォッチドッグ:ロッキーマウンテン・メディアウォッチ(RMMW)
ローカルニュース番組分析・報告書作成。

ニュースにする基準→視聴率&経費削減最優先→現場に行けばニュースになる犯罪もの増加→街に犯罪が少なくなっても、より増加して治安が悪いように感じる。
バランスのよいニュースは、よい市民社会に不可欠。

ニュースがニュースをきるって、どっちも意見のぶつかりあいになる可能性があるけえ難しくない??

メディアウォッチドッグ:フェア
学者・ジャーナリスト・市民活動家・学生、二万人の会員&購読料7割。
残りは、NPOの活動に資金を提供する財団から。
企業からの寄付金受け取らないことで、政治的にも商業的にも独立するからこそ、問題点を躊躇なく指摘可能。
ジャーナリストナ駆け込み寺
メディアは政治を監視する番犬のはずだったのに、今のアメリカでは政府の洗礼されたテクニックのまえに、逆にメディアが操られている。
検閲プロジェクト→検閲ニュースランキング。多様性を


PR会社がニュースに大きな影響を与えている。広告だけでなくPRの学習も必要
広告→商品情報・企業イメージを広告やコマーシャルを使ってダイレクトに。誰でも広告と分る。
PR→頼まれたクライアントについてニュースに取り上げてもらうようメディアに働きかける戦略多い。
広告とは違うし、マスメディアも信用のためPR会社から情報を提供されていること隠すことが多いため、気付きにくい。ビデオニュースリリース(VNR)→企業側がニュース作成。テレビ側は制作費削減になる。
ここまでやれるのは、大きな企業か政府だけなので、そこが危険。

公共メディアセンター→数少ない非営利広告代理店。
お金がある組織の主張だけがメディアにあふれるため、バランスが崩れている。
伝えられてない、違う見方を提供。社会問題や、力のない市民団体など。
大手の新聞に意見広告をのせるメディア戦略。
明確な主張、誰に責任があるか突き止め、それを批判→広告を見た人が原因に抗議。
例:オゾン層を破壊しないように○○社を訴えろ!!→それを見た人が、別の広告の抗議メッセージを張って手紙で届ける→何かしらの影響を与える。

パブリック・アクセス
→自治体とケーブル会社との契約で成り立っている市民に開放されたチャンネル。
これにより、市民が番組を作って発信すること可能に。
普通のテレビ局では放送できないものを放送できる。



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